
どうも、こんばんはライです^ ^
今回レビューする作品は「冷たい熱帯魚」です。
冷たい熱帯魚の予告編はこちら
この作品「冷たい熱帯魚」は、2010年に製作された作品で、「園子 温監督」脚本による「ホラー作品」です。今作は1993年に起こった「埼玉県愛犬家連続殺人事件」をベースに製作された作品です。
製作年:2010年
製作国:日本
監督:園子 温
脚本:園子 温 , 高橋 ヨシキ
製作:杉原 晃史
出演キャスト:神楽坂 恵(社本 妙子) , 黒澤 あすか(村田 愛子) , でんでん(村田 幸雄) , 吹越 満(社本 信行) , 梶原 ひかり(社本 美津子) , 渡辺 哲(筒井 高康) , 諏訪 太郎(吉田 アキオ)
では今回も「あらすじ」+「感想」についてお話ししていきたいと思います^ ^
冷たい熱帯魚のあらすじ
「愛のむきだし」などで知られる鬼才・園子温監督が、実在するいくつかの猟奇殺人事件にヒントを得て人間の狂気と極限の愛を描くサスペンス。小さな熱帯魚店を営む社本の家庭では、年頃の娘が若い後妻に反発しており、そのため彼と妻との関係にも亀裂が生じていた。そんなある日、彼は娘が起こした万引き事件をきっかけに同業者の村田と知り合う。やがて村田の事業を手伝うことになった社本は、いつしか恐ろしい猟奇殺人事件に巻き込まれていく。
映画.com:http://eiga.com/movie/55654/
感想(ネタバレ注意!!)
まず今作について一言で言うと「盛り過ぎかな?」です。
この作品「冷たい熱帯魚」は、2010年に製作された作品で、「園子 温監督」脚本による「ホラー作品」です。今作は1993年に起こった「埼玉県愛犬家連続殺人事件」をベースに製作された作品です。
冷たい熱帯魚 感想 埼玉愛犬家連続殺人事件とは?
この記事の最初の方でも書かせてもらいましたが、この作品は「埼玉愛犬家連続殺人事件」をベースとして作られた作品です。
1993年に起こったこの事件ですが、私が産まれた年であり、普通なら知らない事件だと思います。
ですが、この事件の名前だけは聞いたことがありました。
「埼玉愛犬家連続殺人事件」の概要についてはリンクを貼っておくので、気になる方は一度見に行ってみてください^ ^
Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/埼玉愛犬家連続殺人事件
この作品を見終わってから、当時の事件の内容についてもざっくりと見ましたが、事件に沿っている部分もあれば、盛っている部分が強くあったりと両方を兼ね備えた作品です。
実際に行った「死体の処理方法」や「でんでん」演じる「村田 幸雄」の言動は同じ部分も多いようで、特に有名なのが「ボディーを透明にすればいい」というセリフが今作でも度々登場するのですが、実際に「埼玉愛犬家連続殺人事件」は「死体無き事件」とも言われていたみたいで、死体を消す方法のプロフェッショナルであり、「殺人のオリンピックがあれば、間違いなく俺は金メダルだ」などといったセリフも有名だそうです^^;
そんな事件を元にした今作ですが、とにかく「グロい」そして「エロい」
R18の作品ですが、18才以上の方にも正直おすすめはできないレベルのグロさが今作にはあります。
もちろん作りものではありますが、それでも死体をバラバラにするシーンは強烈です^^;
しかも「村田夫妻」は鼻歌を歌いながら解体します。
とにかくこの夫妻は狂っており、殺しておきながら「生前お世話になったから丁寧に扱おう」なんて言っている姿には狂気を感じる以外のなんでもありませんでした^^;
次に「エロ要素」に関してですが、これは「正直必要だったのかな?」と個人的には思います。
私の感覚としては、あまり有名ではない女優さんの濡れ場シーンを用いる作品は、どうもB級くさい感じがします^^;
しかも実際の事件の概要を見た感じ「エロ要素」は見当たらなかったので、完全今作オリジナルです。
この要素があったから良かったと言うよりは、「エロ」に頼っている感が否めないように私は感じました。
冷たい熱帯魚 結末
最後にラストシーンについてですが、「社本 信行」は娘の「社本 美津子」の前で、自身の首を包丁で切り、自害します。
そんな父親を見た「美津子」は、まさかのオーバーキルをかますのですが、そこまで「美津子」がする理由が思い当たりませんし、いくら実の母親が死んですぐに、別の女性と結婚したからといってそこまでやるのには違和感しか感じません^^;
死んでいる父親の死体を蹴り飛ばしながら「やっと死にやがったくそオヤジ」と笑いながら叫んでいるシーンには腑に落ちないものを私は感じました。
まとめ
これで「冷たい熱帯魚」のレビューは終了です。
実際に起こった事件「埼玉愛犬家連続殺人事件」をベースに製作された今作ですが、個人的には変にその事件との関係性を出さずに、全くのオリジナル作品として世に放った方が良かったのではないかと思う作品でした^^;
もちろん気になる部分もありましたが、かなりの過激な内容で「エロ」「グロ」「スプラッター」を兼ね備えた邦画で、この仕上がりの作品には良い意味で初めて出会いました。
なので個人的にはなおさら勿体無いと感じざるを得ませんでした^^;
この作品に評価をすると3.5/5.0といったところです。
では今回はこの辺で♪
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